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ペットベッツ栄養だよりvol.100

2022.01.21ブロマガ

当院で栄養指導を担当していただいている奈良先生のニュースレターを毎月投稿することに致しました。目からうろこのペットフードにまつわるトピックがいっぱいで大変ためになります。是非ご覧ください。

 

必要以上に高たんぱくな食事は犬や猫でもNG!?~ペットの体の声を読み取り正しい食事を~

 

愛犬や愛猫の食事が必要以上に高タンパクになっていませんか!?
たとえば、主食のペットフードがすでに高タンパクなことに気づかず、肉のトッピングやジャーキーなどのおやつを与えていれば、これでもうタンパク過剰の食生活の完成です。

「犬や猫は肉食動物なのだから、たんぱく質が多い食事が良いにきまっている」と思いたいところですが、
「過ぎたるは及ばざるがごとし!」食事全体のバランスを崩す原因となります。

たんぱく質が必要以上に多い食事は、水分不足を生じやすいことから体内に毒素が蓄積しやすく、また尿石症の原因にもなります。最近では、高たんぱく食を食べている犬や猫の腸内細菌叢では悪玉菌が増えることがわかりました。その他、長期的にそのような状態が通づくと肝臓病や腎臓病の引き金にもなりかねません。

さらに、それぞれの犬や猫では代謝に違いがあり、同じものを食べていてもからだが利用できる能力に違いがあるため、同じ食事ですべての犬や猫にからだに良い結果をもたらすわけではないのです。

ヒトは「からだの声を聞く」とおおよそ何を食べるべきか判断できますが、ヒトから食べ物をもらう犬や猫では、飼い主さんがその声の読みとリ変化に気づくことがとても重要!

そのためには、愛犬や愛猫の食事とその結果である排便状態や体調をよく観察し、異常を感じたら早期に診察、食事の見直しをする習慣をつけるようにしましょう。

ペットベッツ栄養相談とは?
ワンちゃん、ネコちゃんの健康管理を食事の面から動物病院と一緒にサポートシステムです。 問題点を探して改善に導きます。栄養相談ご希望の場合は、担当獣医師の先生にご相談下さい。
ペットベッツ栄養相談 ペット栄養コンサルタント 奈良 なぎさ